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……ドクン……ドクン……
目を閉じると心臓の音が聞こえた。
生きているという証。だがそれも今の俺には死へのカウントダウンのようだ。
俺は真っ暗で冷たい部屋の中でそんなことを考えていた。
手足こそ縛られていないものの、出口の扉は開かず、窓もないためじっとしている他無かった。
……一体何故こんなことになったのだろう?
そう、あれは数時間前…いや、数日前だろうか?もはや時間の感覚のない俺にはわからないが、アイツは確かに俺の前に現れたのだ。
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ある夜、俺は一人いきつけのバーで飲んでいた。そんな時となりに現れたのがアイツだ。
『ハーイ!地球ノ人間コンバンワー!トナリイイデスカー!!』
相容れない。その瞬間そんな言葉が頭をよぎった。俺とこいつは決して交わることの無い平行線なのだ。だが特に断るうまい理由も見つからず、俺はしぶしぶOKした。
そいつは俺にやたらと話しかけてくるのだが、カタコトの日本語でほとんど聞き取れず、俺は軽く聞き流し適当に相槌を打っていた。……そんなときだった。
『……ナンデスヨー。ソレカラ○☆■○△%☆♪マミたん△☆●♪………』
一瞬自分の耳を疑った。
『…なっ!?マミたん!?ドジッ娘の!?』
『オーフ、ソゥデスヨー!』
俺はマミたんの大ファンだった。LIKEでなくLOVEだと言ってもいい。それから俺と奴は意気投合し色々なことを語り合った。言葉はあまり伝わらなかったが、それでも俺達は10年来の親友のようにわかりあえた。時折『自分は宇宙人だ』などと戯言をぬかしていたが、俺はせっかく育まれた友情に傷をつけたくなかったのであえて突っ込まなかった。
事件は二人で店を出た後、公園で話し込んでいるときに起こった。
『動くな!』
そう聞こえたと思った瞬間、俺達は数人の男に囲まれていた。今にして思えば全員国の特殊機関を思わせる格好をしていた気がする。
プシュ!という音と、鋭い痛みが腕に走ったかと思うと、俺の意識はゆっくりと遠のいていった。
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俺が覚えているのはそこまでだ。
俺は殺されるのだろうか?……いや、それならとっくに殺されているはずだ。
その時…
ギィィィィィィィィィィィィィィィ。
扉が開いた!!
クリックという名の愛をください…↓
扉が開くと数人の男のシルエットが浮かびあがった
するとその中の1人が少し警戒しながら口を開いた。
「お前、宇宙人の仲間だな?」
「え??何のこと。。。?」
「宇宙人と酒を飲み交わしていただろ!」
「!?」
・・・バーで逢ったアイツは本当に宇宙人なのか・・・?
「いや、実際アイツのこと知らないんだ!ホントなんだよ。アイツがたまたま隣に来て・・・マミたんの話をするから・・・」
「何!?マミたんだと!!ドジッ娘のか?」
「あ、はい。・・・好きなんですか?」
隊長もマミたんが好きらしい。
「隊長・・・マミたんって誰です?」
隊長の顔は、失恋した時に見た夕焼けより赤らめていた。
「そんなことはいい。それよりお前、アイツのことホントに知らないんだな?よし、マミたんの顔に免じて解放してやる。マミたんに感謝しろよ!」
「あ、ありがとうございます!!!」
「隊長・・・マミたんって・・・」
「うるせぇよ!」
隊長は恥ずかしくて心臓から鳩時計の鳩のような何かが今にも飛び出しそうだった。
一方、彼はマミたんのおかげで現実世界にやっと戻ることが出来た。暗闇にいたせいか、目が順応するのに時間がかかった。そして、順応し始めたと同時に様々な疑問が頭をよぎった。
しかし、なんだったのだろう・・・。アイツは一体・・・。あの時アイツは捕まらなかったのか・・・。
彼は家に帰った。
シャワーを浴びようと服を脱いだ時、胸のあたりに変な模様のようなものが浮かびあがっていた。
(なんだこれ・・・)
そして次の瞬間
「うわぁぁ~」
なんと!!その時模様が動いたのだ!
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続き気になる、ならないはこの際問うてないぜよ。ブログランキングに革命を!!
俺は模様に見えたそれを振り払おうと手を伸ばした。すると、
『ウップス!』
なんと模様から声が聞こえたのだ。
俺は恐る恐る目を凝らしてその模様を見てみた。
……それは小さいが確かにアイツだった。
(なっ!?アイツだ!?なぜこんなところに?いや、それよりもこの大きさは何だ?まさか宇宙人という話は本当だったのか?……そんなことより俺が監禁されたのはコイツのせいだ。コイツが宇宙人だろうがどうでもいい、もう関わりたくない。……いっそ気づかなかったフリをして排水溝に流してしまおうか?……いや、だが待て!同じマミたんファミリーを裏切ってもいいのか!?マミたんだっていつも言ってるじゃないか!『マミたんケンカは嫌ぃあがば!…やんっ!カンじゃったー☆』……あぁぁマミたん萌え~。)
あんな事があったせいだろうか、俺の頭は意外にも冷静だった。時間にして1秒にも満たない間に俺は様々な思いを巡らせていた。その時、
『チョッ、イタイヨー!』
先手を打たれた。これで気づかなかったフリはできない。俺は諦めて彼の話を聞くことにした。
服を着替え、俺はソファーに座り、彼を机の上に置いた。
俺は落ち着こうとコーヒーを一口飲んだ。いつもはブラックで飲む俺も、今日は砂糖をひとつ入れていた。
『で?』
俺はあえて一文字で質問した。
『キイテクダサイヨー。ジツワ……』
彼は少しづつ語りだした。どうやらあの時俺が意識を失った後、常備している閃光弾で奴らの目をくらまし、その隙に小さくなり俺の体に隠れたらしい。…なるほどね。だが俺が聞きたいことはそんなことじゃない。
『待て。もっと色々聞きたいが、その前に元の大きさに戻ってくれないか?声が聞き取りづらいんだ』
俺がそう言うと、彼は急に困ったような顔をした。
『ソレガ…デキナインデスヨー。』
何故!?一体何故出来ないというのか!?
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『何で戻れないんだ?』
『気ニナルンデスカー?知リタイナラモット宇宙人ニ対シテノ聞キ方ガアルンジャナイカナァ?』
なぜか宇宙人は上から目線で喋っていた。
それを聞いた男は宇宙人を生ゴミの中に入れようとした。
『チョッチョ、待テヨ!何スンダヨー』
『いや、むかついたから。』
『ナ?ムカツイタダケデ!?コワッ!最近ノ子コワッ!ワカッタヨー話スヨー。』
男はもう一度宇宙人を机の上に置いて話を聞くことにした。
そしてようやく宇宙人は話始めた。かれこれ30分くらい話し続けた。
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実は元の大きさに戻るための呪文を忘れたこと。
最近、マジシャンが魚の干物を本物の魚に戻すマジックにビックリしたこと。
長澤まさみの胸が実は豊満であることに気づいたこと。その中に小さくなって入ったこともあること。
そろそろ「欧米か!」に飽き始めたこと。
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『おい!いつになったらお前の話をするんだよ!また生ゴミのとこに入れるぞ!!』
『アセルナヨ!短気ハ損気ダゼ。ハハハ。』
男がそいつを握りつぶそうとしたときには既に、宇宙人は土下座をして謝っていたので許してやった。
『ジャア・・・・話シマス。』
宇宙人はいつになく真面目な顔をして話した。
宇宙人はオリン星にいるころ、人ん家のリモコンの電池の±を逆にするという悪戯をして楽しんでいた。怒ったオリン星の星長モグラユウコは、この宇宙人を地球に送ることにした。地球にはもっとヒドイ悪戯があり、それを受けることで被害者の人の気持ちを理解することが目的だったのだ。
『お前が地球に来た理由はわかった。じゃあ何で警察みたいなのに追われているんだ?』
『誰カガ指名手配ヲ出シタンダ。1億モカカッテイルラシイ。宇宙人ヲ面白ガリヤガッテ!チクショウ!!』
男は切ない気持ちになっていた。いつしかコイツを守ってやりたいと思い始めていた。
そして、男はある考えに辿り着く・・・・・。
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(おかしな連中に捕まる前にオリン星に帰してやろう。)
それが男がたどり着いた答えだった。
『なるほど…お前が地球に来た理由はわかったけど、『被害者の気持ちを理解』って具体的にどうしたらお前はオリン星に帰れるんだ?』
『ハハハッ!自分デ考エロヨ伊達メガネ野郎!!』
男がそいつの頭に熱湯を注ごうとした時にはすでに宇宙人はリストカットをする直前だったので許してやることにした。
『で?』
男は宇宙人の目の前でライターの火を付けたり消したりしながら再び尋ねた。
『ハ、ハイ話シマスガタガタブルブル。』
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そして宇宙人は話し始めた…
オリン星に帰るには協力者がいること。
最近『人志○本のすべらない話』を見逃して本気で泣きそうになったこと。
実は今ワキ汗びっしょりなこと。
先が見えないのは真っ暗だからじゃない!眩し過ぎるからだ!!ということ。
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その時、男の持つライターの火が宇宙人の鼻をかすめた。
『アツッ!何シテンダヨー!!冗談ジャナイヨー!!燃エタラドウスンダヨー!!』
『あぁ大丈夫大丈夫、ちゃんと顔狙ったから。』
『ナッ!?ワザトカヨー!!最近ノ子ハ加減ヲ知ラナイヨー!!』
『いいから早く話せよ。』
『ハ、ハイ話シマスムチムチプリプリ。』
宇宙人は少し悲しそうな顔をした。それは今までに見たことのない表情だった。
『実ハ……ゴニョゴニョ。』
『わかった……俺に任せておけ、お前をオリン星に帰してやる。』
男は宇宙人が帰る方法を聞くと部屋を出て行った。
しばらくして戻ってきた男の手にはある物が握られていた。
帰る方法とは!?宇宙人は無事にオリン星に帰ることができるのか!?
とりあえず好奇心からクリックしてみればいい↓
男の手には自販機で買ったタバコが握り締められていた。
そして男はその中の1本に火をつけた。
どうやら、”歩きタバコとすれ違う子供の気持ち”を理解させるらしい。
「本当にこれでいいんだな?」
「サッキ言ッタダロ?オ前ノ頭ノ中ニハ消シゴムデモアルノカ?」
例の映画が大好きな男は、気持ちを抑えきれず、タバコを宇宙人の右眼を目掛けて投げた。
それを避ける宇宙人。
「本気デヤリヤガッタナ!!人間ノ悪戯コワッ!!」
だがそれだけでは終わらなかった。
その火種でカーテンが燃え始めたのだ。
「やばい!!早く消さないと!!!」
するとその時、宇宙人はぶつぶつとある魔法を唱えた。
そして同時に火はあっさりと消えたのである。
「お前・・・助けてくれたのか?」
「アァ。オマエナンダカンダデ良イ奴ダ。俺ヲ星ニ帰ソウトシテクレタシ。」
「ありがとう・・・。次はちゃんとやるよ。」
「イヤ、、、モウイインダ。」
「どうして!?今度は絶対変な事しないからさ。」
「実ハ、オリン星人ハ地球人助ケルタメニ魔法使ッチャイケナインダ。モウ俺ハ犯罪者トナッテシマッタ。オリン星ニハドウヤッテモ帰レナイヨ。」
「そんな・・・俺のせいで・・・。」
その時、部屋に1本の光の筋が出来ていた。ありえないのだが天井から光が差し込んでいるのだ。
「ジョーンズ。話ガアリマス。」
その声は光を通して伝わっているかのようだった。
(ジョーンズ?この宇宙人の名前か?)
「モグラサン・・・。ゴメンナサイゴメンナサイ。僕死ニタクナイヨ。」
(この声の主がモグラユウコ・・・
この3者の運命やいかに!?
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次回がきっと最終話。
その前にクリックしてくださいよ。
「ヤッテシマッタノネ、ジョーンズ…」
光から聞こえるモグラの声はとても残念そうで、最後にはかすれてほとんど聞き取れなかった。
「待ってくれ!違うんだ、悪いのは全部俺なんだよ!!」
男は怯えるジョーンズを守ろうと必死だった。
「アナタニハ関係ノ無イコトデス。ジョーンズ、アナタハオリン星ニ帰リ裁キヲ受ケナクテハナリマセン。……ソノ前ニ元ノ大キサニモドリナサイ。」
光の筋から何かがジョーンズに向かって飛んだかのように見えた。次の瞬間、ジョーンズは出会った時の彼に戻っていた。
「ワカリマシタ…モグラサン。行キマショウ…」
ジョーンズに以前の姿は見る影も無かった。男にはそれがたまらなく寂しかった。
「イイ心ガケネ、ジョーンズ。イイワ、彼ニオ別レヲ言ウ時間ヲアゲマショウ。」
ジョーンズはそれを聞くと男の方に向き直り、ゆっくりと男に向かって人差し指を突き出してこう言った。
「E……T……。」
E.T.風の別れの挨拶でもしようというのか?それとも宇宙では公式のやり方なのだろうか。しかし、なぜかその顔はとても憎たらしい顔をしていた。
「ファー…ック。」
男は中指を突き立てながらそう言った。その目には涙が溢れていた。
(俺達らしい別れ方かもな…)
男は突き立てた中指を、ジョーンズの人差し指と合わせた。
…その瞬間、あたりを眩い光が包んだ!
「な、何だ!?」
しばらくして男がゆっくりと目を開くと、そこにはジョーンズもあの光の筋も無くなっていた。
「ジョ、ジョーンズ…?」
すると男の頭の中にモグラユウコの声が響いてきた。
「先程ノポーズハ究極ノ友好ノ証…ジョーンズハ大切ナモノヲ得タヨウデスネ。ワカリマシタ、ジョーンズノ事ハ私ガ責任ヲ持チマショウ。」
それだけ言うとモグラの声は聞こえなくなった。一体どういうことだろうか?ジョーンズはどうなるのだろうか?男には何もわからなかった。ただひとつわかることは、男にいつもの日常が帰ってきたという事だった。かけがえのない友と引き換えに……。
~エピローグ~
「ふー、色々あって汗かいちまったな。もう一回シャワー浴びるか。」
男はそう言って風呂場へ向かった。
シャワーを浴びようと服を脱いだ時、胸のあたりに変な模様のようなものが浮かびあがっていた。
「ま、まさか…」
男の脳裏にはある事がよぎっていた。
そして次の瞬間、
模様が動いたのだ……
「グッバイ マイ ユージュアル デイズ」
完
クリックするたびにあなたのニキビが一つずつ失くなっていくかもしれない…↓
妄想ふたり
亀梨より山梨
スピッツよりスパッツ
東京より教頭
男の人と目が合う旅に想像妊娠しちゃいます