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俺の名前はポ・ソンポン。韓流スターだ。
“ニキビ顔の堕天使”なんて愛称で呼ばれて、日本のマダムはみんな俺に夢中さ。
といっても韓国では俺の知名度はゼロだ。
なぜかって?
だって俺、ホントは日本人だからな。本名は保木 損平だ。
……おっと!こいつは内緒だぜ?
韓流という付加価値が無ければ、俺なんてただの加齢臭漂ううさんくさい親父だからな。
…いやホント2年前からすごいのよ加齢臭が。
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『ソンポンさーん!』
いつものようにマネージャーのゲロ山 (あだ名)が仕事をもってきた。
…ふぅ、人気者は大変だな。
そう思いながらも彼は現場へ向かった。
しかし彼はまだ気づいていなかった。
この仕事が彼のスター人生を大きく変えることに……
『チョット待テ!!』
ソンポンのその激しい口調にドMのマダムは身悶えした。
だがソンポンは必死だった。
マダムが突然ソンポンに火をつけようとしたからだ。炎の大脱出でもやらせようというのだろうか。体に直接火をつけられたら脱出どころではなく死ぬだろう。
だがマダムは注意されたことで逆にテンションが上がっていた。
再びソンポンに向かって火を放とうとしてきたのだ。
『待てって言ってんだろうがこのドヒマダムが!!』
…しまった!?
さすがのマダムも突然の流暢な日本語に唖然としていた。
やべぇ!バレ……ハッ!!??
その時ソンポンは気づいた。
そのマダムは幼稚園のときに転校してしまった初恋の女の子だったのだ。
(や、やよいちゃん?そんな……)
ソンポンは動揺していた。
同時にひとつの選択を迫られていた。
1・スター人生を守るためにこの場はうまくごまかす。
2・スター人生を放棄して告白する。
『よし…』
ソンポンはそうつぶやきひとつの決断をしたのだった…
妄想ふたり
亀梨より山梨
スピッツよりスパッツ
東京より教頭
男の人と目が合う旅に想像妊娠しちゃいます