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あいつが猫なら拙者は犬・・・。
そう思うだろ?
NO,NO,NO!
拙者は牛型ロボットだ。
・・・。
おっと勘違いしないでくれよ。決して失敗作じゃないからな!!
・・・・・・・と開発者は言っているがきっと失敗なんだ・・・。
街を歩けば皆が迷惑がっている。
無理もない。
身体は大きくて邪魔だし、何より開発者は本物志向で、ロボットの拙者にまで牛と同じ匂いを発する機能をつけやがったから近くに来れば臭うんだ。
しかも猫型のアイツは、何とか君を助けるために色んなモノを与えられる、いわば夢と希望にあふれたロボットだが、拙者は名前の通りモノをもらう事が個性のロボットなのだ。
どうやって人気を集めるっていうんだ!?
ちくしょー。せめて小型のかわいらしいロボットでありたかったぜ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなある日、モラえもんがいつもの通り道を歩いていると、ある事件に巻き込まれてしまった・・・。
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拙者もあいつも間違えられる
あいつがタヌキなら拙者はキツネ・・・
そう思うだろ?
NO,NO,YEAH!
拙者はカバに間違えられる
セリフ『お前を反芻してやろうか!』
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事件は拙者が『モラえもんのうた』の2番を熱唱しながら散歩している時に起こった。
「キャー!火事よ!」
悲鳴が聞こえた方角を見るやいなや、拙者は走り出した。嫌な予感がしたからだ。
…嫌な予感は当たっていた。運命の神様は人にもロボットにも意地悪だ。
火事が起こっていたのはのり太くんの家だった。貰うことがアイデンティティの拙者にとってテイクアンドテイクの関係が保てる唯一の存在であるのり太くんはいいカモ…もとい親友、むしろ心友なのだ。
「たすけてモラえも~ん…」
その時、拙者の匂いを感じ取ったのか、家の中からのり太くんの悲痛な声が聞こえてきた。
…そこから先の事はよく覚えていない、気づいたときにはボロボロに…いや、BOROBOROになった拙者とのり太くんが家の外で倒れていた。
「ありがとうモラえもん…」
どうやら拙者がのり太くんを助けたようだ。
見返りに何を貰ってやろうかと考えていたとき、拙者は周囲の異様な視線に気づいた。それは野次馬達の視線だった。その目はいつもの町の嫌われ者を見る目ではなく、なぜかウットリとしていた。そして耐え切れなくなった野次馬の一人が拙者に向かって叫んだ。
「はぁあぁ~、お願い!何でもあげるから一口かじらせて!」
ヨダレを垂らしながらそう叫ぶ女を見て、拙者は気づいた。火事場に飛び込んだせいだろうか、牛臭かった拙者の体からジュワっと香ばしい香りが放たれていた。それも一級品の香りだ。確かに一口かじるためなら何でもあげたくなる程である。拙者は心の中でニヤリと笑い、この能力に「どこでもモラー」という名前を付けた。
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そして後日、モラえもんがある人物に意外なものを貰う事で周囲を驚かせる事になるのだった。
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あいつは青色だから拙者は赤色とか黄色。
そう思うだろ?
NO MORE CRY!
水うんこ色だ。
セリフ「普通のうんこじゃ物足りない。」
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事件の数日後、拙者が牛小屋でコーヒーとチーズケーキの優雅なアフタヌーンを楽しんでいると、拙者を開発した”いっつもスランプ・荒井ちゃん”が訪問してきた。
彼は走ってきたらしく、夏にチゲ鍋を食べた時くらい汗をかいていた。
「モラえもん、外に出てコレを見てくれ!」
「え・・・何スカ?」
言われるがままに外に出てみると大きな物体がそびえ立っていた。
「何だかわかるか?」
「みりゃあわかりますよ。クローン牛じゃないっすか。」
「いや、よく見てみろ。動いてないだろ?」
「あ、ほんとっすねー。じゃあ人形っすか?」
「まぁ、おしいかな。これはな、お前そのものだ。ここからが重要だから良く聞けよ。」
荒井ちゃんは説明し始めた。つまりはこういう事だ。
モラえもんは、身体が焼けると良い匂いを発し、全ての人間を魅了する事が出来る事に気づいた荒井ちゃんは、これを何とか活かせないかと考えた。
ある日、荒井ちゃんは幼少の頃見たアニメを思い出した。そのアニメでは、お腹の空いた子供に、あんぱんで出来た自身の顔の一部をあげて、その子供をすくい、自身は顔を新しい顔に交換する事で甦るという感じのストーリーだった。
本物志向の荒井ちゃんは、モラえもんの皮も身も本物を使用していた。そこで、スペアをいくつも作る事で、人間にいくら食べさせても平気であり、モラえもんを人気のロボットにする事が出来ると考えたのである。
「なるほど。それは良いアイディアだと思います。でも、拙者は名前の通り、モノをもらって生きるロボットであるべきなんじゃないんスカ?」
「モノをもらうのは”モラいもん”だろ?お前は、自分の身を半ば強引にもらえよっていう意味で・・・・。」
「そういう事だったんスカ!!すげーッス。」
荒井ちゃんが必死に誤魔化そうとしているので拙者は納得する事にした。
”KYロボット”とは呼ばせないぜ。
こうして、モラえもんは真の意味でモラえもんになった。
真のモラえもんになったのも束の間、また、とある事件に巻き込まれる。
その事件の内容とは?
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拙者もあいつも怯えてる。
あいつがネズミなら拙者はゴキブリとかクモ。
そう思うだろ?
NOU SIKKAN!
狂牛病が何より怖い。
セリフ「肉骨粉に拙者プンプン!」
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荒井ちゃんが来てから一週間後の事、拙者は牛小屋のジュークボックスでお決まりのナンバーを聞きながらホットケーキを楽しんでいた。
「やっぱりホットケーキには牛乳っすよねー。」
そう言いながら愛用のマグカップに自らの四次元乳から搾りたてのアイラヴユーを注いでいると、この2DKの牛小屋をシェアしているルームメイトのマチャピンが拙者の部屋にやって来た。…マチャピンの目は真っ赤に泣き腫らされていた。
「ギョギョ!マチャピンどうしたんっすかー?」
「ヌシのせいで…!ヌシのせいでワシの人気は…オヨヨ~ン!」
それだけ言うとマチャピンは部屋から走り去ってしまった。そう、荒井ちゃんの計画を実行した拙者は今や町の人気者になっていた。それとは対照的にマチャピンは人気どころか知名度さえ限りなくゼロに近かった。拙者は心の中で「この戦いモラッたな」と思っていた。
しかし運命とはいつもKY(空気読めない)なものだ。
町に前代未聞の量の花粉が到来し、町の人々は全員花粉症で鼻が利かなくなってしまった。最強の矛を奪われた拙者は、身体が大きくて邪魔だというマイナスファクターだけが残り、拙者はKY(こっちに寄らないで)ロボットと呼ばれるハメになっていた。
一方マチャピンは体を張って色々な事に挑戦するという芸風が受け、今や時代の寵児となっていた。彼が部屋を出て行くときに拙者に見せた、あの冷え切ったチゲ鍋を見るような目が忘れられない。夕焼け空の下、拙者はトボトボと誰もいない道を歩いていた。
拙者は昔見たアニメのセリフを思い出していた。それは「目が前に付いているのは何のためだと思う?前へ前へと進むためさ」というものだった。青い猫型ロボットのアニメだ。
「…そうだ、マチャピンに負けてらんないっす!」
そう言って拙者は顔を上げた。
するとなぜか左目にものもらいが出来ていた。
そしてこのものもらいが奇跡を起こすのだった。
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次回、ついに運命がモラえもんを究極の人気者にする!
↓もうすぐ秋ですね。そう、栗ックの季節です。
あいつの好物がドラ焼きなら拙者はたい焼き。
そう思うだろ?
NO・・・・やっぱYES!
嘘をつくのは拙者のジャスティスに背く事になる。
セリフ「お魚くわえたドラ牛~追っかけて~♪♪」
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ものもらいは予想以上に長引いた。
「顔が命なのに・・・こんなんじゃアイドルになれないよ。。拙者なんてどうせ失敗作なんだ。」
ものもらいに悩まされ、モラえもんの生活は徐々に荒れていった。
モラえもんは、いつしか牛専門の風俗店に通い始めた。
そこの売れっ子風俗嬢”モラミちゃん”に心の傷を癒してもらう生活が続いた。
そんなモラえもんが心配になったマチャピンは優しく声をかけた。
「モラえもん、そんなものもらいが何だって言うんだよ。ヌシはそんなハンディを覆すくらいの才能を持ってるじゃないか。神様は試練を乗り越えられる奴にしか試練を与えないんだぜ。」
「うっせぇんだよ!お前に拙者の気持ちなんてわかるわけねーだろ。拙者はな、もう一度やり直そうとしたんだ。その矢先にこれだ。もう何やっても駄目なんだよ。」
「だったら何回でも立ち上がれば・・・」
「早く出てけよ!」
モラえもんはマチャピンの話を遮った。それでもマチャピンは心配そうな顔をしながらこれ以上は何も語らず出て行った。
「ちくしょー。」
モラえもんは部屋に転がったビールの空缶を壁にぶつけた。
さらに数日後、しっぽの色を金色に染め、完全にヤンキー化したモラえもんの元に荒井ちゃんが訪ねてきた。
「おう荒井じゃん、久しぶり~。何しに来たの?もしかしてお前まで説教?サムー。」
荒井ちゃんは今のモラえもんには何言っても無駄だなと確信し、無言である一通の手紙だけを置いて去っていった。
「なんだアイツ・・・。」
モラえもんはその手紙を手にとり、読み始めた。
どうやらある幼い少女からの手紙だった。
その手紙の内容とは!?
次回がきっと最終話!!
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拙者は訝しく思いながらもその手紙を開いた。
「 わたしのゆめ
わたしのゆめは、あおいねこのロボットにまけないくらいにんきもののロボットをつくることです
みんなからあいをいっぱいもらえるようなロボットをつくりたいです
あらい もえ 」
それは荒井ちゃんが幼い頃に描いた未来だった。
「待つっす荒井ちゃん!」
どんな言葉を掛けようと思ったかはわからない、ただ荒井ちゃんを呼びとめようと思った。しかしそこにはもう荒井ちゃんの姿は無かった。ものもらいでふさがった左目は、涙を流すことさえ許さなかった。
荒井ちゃんを追いかけようとドアノブに手を掛けた瞬間、違和感に気づいた。ノブに何か掛けてあるのだ。…それは眼帯だった。荒井ちゃんに貰った最後の愛だ。
拙者はこの愛を心の胃袋で反芻し、ある決意をするのだった。
~数ヵ月後~
超満員の観衆の中、左目に「貰」と書かれた眼帯をした一体のウシがステージに立っていた。
「最後の曲っす。聞いてほしいっす。」
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拙者はモラえもん。
あいつが耳をかじられたなら拙者は角。
そう思うだろ?
NO FICTION!
拙者は犬にかじられた。
セリフ「それでもあいつら愛くるしい」
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荒井ちゃんが姿を消した後、拙者はロックバンド「モラえもんず feat.マチャピン」を結成し、CDをリリースした。忘れていた何かを思い出させるような歌詞に人々は共感を覚え、さらに眼帯が「コワエロイ」とワイルドなセクシーさを醸し出す効果を発揮し、拙者の人気は爆発した。
「拙者、荒井ちゃんが目指したロボットになれたっすかねー?」
ライヴを終えた拙者は独り楽屋でそう呟いていた。
すると誰かが楽屋のドアを開けた。
「お前の親孝行、ちゃんと見せてモラったよ。」
その人物とは…
完
……………………………………………………………
私はテレビの電源を切った。
そして、プレイヤーから今話題の「モラえもん」のDVDを取り出し、ケースにしまった。
アニメにしか興味の無い、職場の男たちの気持ちが少しだけわかったような気がした。
「生きる希望をモラったわ。」
そう言いながら私は二つ目の顔に変身し、夜の世界へと繰り出すのだった。
完
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「私はこんな人生を生きるために生まれたんじゃない。」
てらまつ(48)は月の光に包まれながら絶望の螺旋階段を下り始めた。25年余り大企業の歯車として働き続けたてらまつは、自分の人生に疑問を感じ始めた。自分はこのまま定年まで馬車馬の如く働き、そして死んでいくだけなのか、と。
犯人のわかっている推理小説を読み始める人はいないだろう。人生も可能性という名の道がいくつも伸びているからおもしろいのだ。
「私に未来を切り開く力があれば…」
そう言うとてらまつの目から一粒の涙がこぼれた。
それとほぼ同時に、星空も一筋の涙を流した。その流れ星が「もう大丈夫だよ。」と囁いていたように聞こえた。
てらまつが自分の異変に気づいたのは翌日のことだった。
てらまつに不思議な能力が身についていたのだ。
その日を境にてらまつ、いや、某大企業の運命は大きく変わることになるのだった。
↓そろそろクリックしてくれよ!じらしすぎは逆効果だぜ!
すると、一本の電話がかかってきた。
取引先のロシア人、テレシコワさんからだった。
彼はいつもならたどたどしい英語で会話するのだが、この日なぜかロシア語で話し始めた。
もちろん彼は話せるはずもない。しかし、平然とコミュニケーションをとっていた。そんな彼を見て、隣にいた中国人の全さんは驚きを隠せなかった。
いや、本人でさえ理由がわからない。日本人が日本語を話す感覚と同等にロシア語を話しているのだ。
電話を切り終えたてらまつに、全さんは日本語で尋ねてみた。
「てらまつさん、どうしたんですか?知らないうちにロシア語を勉強したんですか??」
「いや、それがわからないんだ。この歳で語学の勉強なんてする気にもならないし・・・。なんだろう。」
全さんはふふっと思わず笑顔を作って感心していた。てらまつは影で努力するタイプなんだと。普段は頼りない感じだが、いざという時にヤル男に女は魅力を感じてしまう。
全さんはさらに気になった事があった。中国語も勉強したのだろうかという事である。
全さんは思い切って、前フリもなく中国語で自身の恋愛体験を語り始めた。自分の波乱万丈な恋愛体験を聞けば、いくら影の努力を隠そうとしてもスルーする事は出来ないだろうと思ったからだ。
「私ね、昔大恋愛をしたんですよ。高校時代の事なんですけどね。本当に好きだったんですけど、彼・・・人を殺してしまったんです。それでも愛してたのですが、、結局警察に。。。それを機に別れてしまったんです。あれから今でも彼とバスケットをする楽しい夢を時々見るんですよ。」
「そんなことがあったの??かわいそうに。。」
なんと彼は中国語で会話した。
全さんは、”やっぱりこの人努力家なんだ”と少し彼を見直していた。
しかし、驚いたのはてらまつである。
俺に何があったんだ!?昨日まで語学力がコンプレックスだったのに・・・。
彼は帰宅途中に本屋に寄って語学の本に片っ端から目を通した。
「どの言語も読める・・・・。」
彼はどうやら一日にして世界の架け橋になれる人物になったようだ。
一方、会社内では社運をかけたビッグプロジェクトの噂が広がっていた・・・。
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妄想ふたり
亀梨より山梨
スピッツよりスパッツ
東京より教頭
男の人と目が合う旅に想像妊娠しちゃいます