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その発想はなかったワ…
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拙者はモラえもん。

拙者もあいつも怯えてる。

あいつがネズミなら拙者はゴキブリとかクモ。

そう思うだろ?

NOU SIKKAN!

狂牛病が何より怖い。

セリフ「肉骨粉に拙者プンプン!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

荒井ちゃんが来てから一週間後の事、拙者は牛小屋のジュークボックスでお決まりのナンバーを聞きながらホットケーキを楽しんでいた。

「やっぱりホットケーキには牛乳っすよねー。」

そう言いながら愛用のマグカップに自らの四次元乳から搾りたてのアイラヴユーを注いでいると、この2DKの牛小屋をシェアしているルームメイトのマチャピンが拙者の部屋にやって来た。…マチャピンの目は真っ赤に泣き腫らされていた。

「ギョギョ!マチャピンどうしたんっすかー?」

「ヌシのせいで…!ヌシのせいでワシの人気は…オヨヨ~ン!」

それだけ言うとマチャピンは部屋から走り去ってしまった。そう、荒井ちゃんの計画を実行した拙者は今や町の人気者になっていた。それとは対照的にマチャピンは人気どころか知名度さえ限りなくゼロに近かった。拙者は心の中で「この戦いモラッたな」と思っていた。

しかし運命とはいつもKY(空気読めない)なものだ。

町に前代未聞の量の花粉が到来し、町の人々は全員花粉症で鼻が利かなくなってしまった。最強の矛を奪われた拙者は、身体が大きくて邪魔だというマイナスファクターだけが残り、拙者はKY(こっちに寄らないで)ロボットと呼ばれるハメになっていた。

一方マチャピンは体を張って色々な事に挑戦するという芸風が受け、今や時代の寵児となっていた。彼が部屋を出て行くときに拙者に見せた、あの冷え切ったチゲ鍋を見るような目が忘れられない。夕焼け空の下、拙者はトボトボと誰もいない道を歩いていた。

拙者は昔見たアニメのセリフを思い出していた。それは「目が前に付いているのは何のためだと思う?前へ前へと進むためさ」というものだった。青い猫型ロボットのアニメだ。

「…そうだ、マチャピンに負けてらんないっす!」

そう言って拙者は顔を上げた。

するとなぜか左目にものもらいが出来ていた。

そしてこのものもらいが奇跡を起こすのだった。


………………………………………………


次回、ついに運命がモラえもんを究極の人気者にする!





↓もうすぐ秋ですね。そう、栗ックの季節です。

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